「豊かさの度合いは、欲望と支出が収入に対してどういう関係にあるかで決まる。
もし10ドルでも豊かだと感じ、ほしいと思うものは全部持っているなら、彼は本当に豊かなのだ」
― ジョン・D・ロックフェラー(史上最大級の大富豪)
目次
1.個人的な帳簿をつける
個人的な出費をすべて記録する。
自分個人の財務諸表を作成し、日々の支出について記録する。
石油事業で史上最大級の大富豪となったジョン・D・ロックフェラーは自分自身の個人的な帳簿を持っていた。
また、ロックフェラーは、自分と同じように自分の子供に対しても小遣い帳をつけさせ、浪費や無駄遣いを抑制していた。
2.モノは極力買わない
結局、その場の勢いやノリ、衝動、欲望などに駆られて、買ってしまうケースが多い。
よく考えてみると、それほど必要ではなかったモノを買ってしまうパターンは数えきれない。
よく考えたはずでも、実際にはほとんど使わなかったモノも多い。
書籍でさえ、そのようなケースが多かった。
モノを極力買わず、買うにしても本当に価値があるのか、実際に使うのかを一呼吸置いた上で決めるべし。
3.本は図書館を最大限活用する
本は、なんだかんだ言ってお金がかかる。
これまで数千冊、本を買ってきたが、遣いすぎた感もある。
あるとき、倹約について学ぶと、図書館に行くことが勧められていたため、図書館に行ってみた。
すると、意外に品揃えがよく、さまざまな未読書があり、素晴らしいことに気づいた。
また、大学図書館は、貴重な本や雑誌がたくさんあり、非常に価値が高い。
そして、あるとき、「大学図書館と比べるとどんなに頑張っても、この規模を保つことはできないし、その意味もないだろう」ということに気づいた。
だから、本を買うことが極端に減った。
資料も必要な分をコピーすれば、格安である。
ただ、新刊本や重要な書籍は、購入するほうがいいケースも多い。
そのため、本の支出は減るが、ゼロにはならないことと思う。
これにより、莫大な支出を節減することができた。
「バビロンの大富豪」の教訓 ジョージ・S・クレイソン(著)
収入の十分の一以上を堅実な投資に回せば資産家になれる
生活を見直して無駄な10%を現金として残す
日本マクドナルド創業者、故藤田田の「こうすれば1億円が貯められる」
昭和26年から昭和56年まで、毎月5万円からはじめて10万円平均、欠かさず貯金した。
その結果、預金通帳の30年後の残高が、1億2,400万円になっていた。
「最初の10年間は毎月5万円ずつ貯め、次の10年間は毎月10万円ずつ貯め、最後の10年間は毎月15万円ずつ貯めなさい」
30年間、毎月平均10万円ずつ貯める。
藤田田氏のケースで言えば、25歳くらいから始めたので、
25歳から35歳までは、毎月5万円ずつ。
35歳から45歳までは、毎月10万円ずつ。
45歳から55歳までは、毎月15万円ずつ。
それを用いて、信用をつけることにするか、株式や不動産に投資して資産家になるかは自分次第。
大富豪ジョン・テンプルトン(Sir John Templeton)が富を築いた方法
週に50ドル稼ぐのがやっとだった時代から、テンプルトンとその妻は「まず自分自身に」収入の50パーセントを支払い、その上に寄付までしていた。
そして、彼は億万長者になった。
ロス・ペローの父親の言葉
『何かを所有したい、と楽しみにしているときの方が、実際に手に入れたときよりも楽しいのだ。
一度手に入れれば、それはそこにあるだけだ』